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平成25年12月16日一般質問抜粋

平成25年第5回 飯塚市議会会議録第4号 平成25年12月16日(月曜日) 
○5番(江口 徹)
次に移ります。中心市街地活性化事業についてですが、この問題については、さきに小幡議員が質問されていましたので、今回はダイマル跡の開発計画、特に解体工事について詳細にお聞きしていきます。まず、解体工事について、契約額と業者名についてお答えください。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
業者名につきましては、株式会社春田建設が落札しております。金額につきましては、1億5739万5千円となっております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
次に、その業者選定がどのように行われたのか、経緯並びに入札方法、参加業者についてお答えください。また、この業者選定に関しては、上司である企画調整部長、副市長、市長はおおよそご存じだったという理解でよいのかどうか、あわせてお答えください。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
業者選考におきましては、市のほうからは株式会社まちづくり飯塚に対しまして、公正であること、競争入札であること、確実に工事の遂行ができることを条件として指導しております。また、反社会勢力との関係を持たないことや談合がないこと等を遵守する旨の誓約書をとるように指導してまいったところでございます。上司のほうには報告をしております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
入札に際して、解体費用の概算はいくらだったのか、また、その価格はどう積算されたのか。内訳を示していただきたいと思います。また、市としてその積算が妥当かどうか確認したのか。確認したのであれば、どのように確認したのかをお答えください。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
設計金額におきましては、まちづくり飯塚におきまして委託において設計を出しております。その中で設計金額については非公表でございますので、ご了承いただきたいと思っております。そういうことでございます。
失礼しました。設計金額の確認におきましては、当時、中活課に建築担当職員がおりましたの、その者が確認しております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
事業総額に対して、2割以上を占める大きな契約でございます。入札に当たって内訳書の提出は求めておられますか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
内訳書の提出ということではございませんけれども、設計書の内容によって確認したということでございます。
○議長(田中博文)
企画調整部長。
○企画調整部長(田代文男)
落札業者に対して、内訳書の提出を求めているということについては聞いておりません。求めていないということでございます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
契約金額で1億5千万円ですよ。果たしてそんなのやり方でいいのかどうか。後々問題になるのではないでしょうか。
続いてお聞きいたします。さきの質問でもありましたが、相手方の問題でございます。契約の相手方がまちづくり飯塚の株主ではないかという問いかけがありました。それに対し、市は個人情報であるので、公表できないと言われたと言われましたが、私たち議員の中にはそれはおかしいだろうという意見が多くあります。なぜ、私たちがこの点を問題視するのか、その点についてはどのようにお考えですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
株主名を今まちづくり会社において確認をさせていただいておりますけれども、引き続きその旨については、まちづくり会社に申し出を行っております。その中で総務委員会等でもお話があっておりますけれども、株主が現実に工事を受け取るということはどういったことなのかというような疑念があるということで受け取っております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
私たちはなぜそこを問題視しているのか、そこについてはどうお考えですか。
○議長(田中博文)
企画調整部長。
○企画調整部長(田代文男)
今までご質問いただいた中で、関係者の方がもし入っていれば、有利になるのではないかというような疑念をお持ちだというふうに考えております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
そのとおりです。株主という立場を利用して受注したのではないか、もしくは情報の面でも有利な点があったのではないか。この契約で不当に大きな利益を得たのではないか。そのような疑いがぬぐえないからこそ、私たちは問題視しています。一般市民の方々もそれをお聞きしたら、同様にお考えになると思いますが、その点についてはどうですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
私のほうとしましては、その辺の疑念があるという中で、公正取引委員会の方に一般論としてお伺いした経緯がございます。その答えによりますと、出資者がその会社の工事を請け負うことは問題がないということでお答えをいただいております。そういうことで考えております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
ちょっと経緯について聞き漏らしてましたので、入札はいつ行われて、契約はいつだったのか。あわせて、その公正取引委員会に確認したのはいつか、そして上司へ報告したのはいつか、この4点についてお聞かせください。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
入札については5月20日に行われております。契約について、いつかということについては申しわけございませんが、今承知しておりません。それから公正取引委員会の確認につきましては、5月の末から6月の初旬だったと思っておりますが、確認をさせていただいております。上司への報告につきましては部長のほうに報告いたしております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
補助金の担当官庁にはお聞きしましたか。また、あわせて部長には報告したという話がございました。市長、副市長には報告はなされておりますか。
○議長(田中博文)
企画調整部長。
○企画調整部長(田代文男)
公正取引委員会に確認した内容は報告はいたしておりません。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
補助金の担当官庁には確認しておりません。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
この入札にあたって、契約課にどのようにしてやったらいいんだろうということはお尋ねになられましたか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
その辺につきましては、記憶としてはしたのではなかろうかとは思っておりますが、確かな記憶ではございません。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
あともう1点、先ほど参加業者について答弁もれがございました。入札への参加業者についてお聞かせください。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
入札の参加業者につきましては、株式会社春田建設、柴田建設工業株式会社、九特興業株式会社、株式会社坂平産業、株式会社修成工業の5者でございます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
契約担当課にお聞きいたします。参加業者は飯塚市の指名業者ですか。また指名業者であれば、どのジャンルに登録された業者なのか。解体で登録された業者がおられるのか、その点もあわせてお聞かせください。
○議長(田中博文)
契約課長。
○契約課長(岩倉政之)
今言われました5者につきましては、すべて解体での登録は飯塚市には、第1希望ではございません。すいません。すべて飯塚市の登録業者、指名業者でございます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
続けて、契約課にお聞きいたします。あなた方が市の施設の解体工事を行う際に、このようなまちづくり飯塚がやっているような入札の方法をとられますか。
○議長(田中博文)
契約課長。
○契約課長(岩倉政之)
契約課が執行いたします場合には、通常、解体工事の場合につきましての業者選考は指名基準、そして指名運用基準に基づいて、基本的に解体の登録のある業者さんによります全社指名を行っております。ただし、工事施工等が特殊な場合、または建設業法にかかるものにつきましては、指名要件等について業者選考委員会等に諮るなどを行いまして、詳細について決定しております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
中活担当課にお聞きいたします。なぜこのような形の入札になったのでしょうか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
解体工事の工種は、とび、土工、コンクリートであり、当該工種における福岡県の建設業登録業者から選定がなされております。また、技術力や実績を考慮した選定基準により、この5者が選定されたということで考えております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
じゃあ、その5者の経営事項審査に関しては、ホームページに載っていますよね。直近2年間でのとび、土工、コンクリートでの契約金額、完成工事高、どの程度ですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
その点については私のほうでは把握をしておりません。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
不思議ですね。あなたは、ちゃんと完成できるかどうか、その点をきちんとやるんだと言われました。ところが、どのくらいの実績があるのかを確認していない。春田建設、24年5月の審査基準日の分が、今ネットに上がっています。とび、土工、コンクリートの2年平均の完成工事高は561万円です。売り上げに占める割合はわずか0.7%、ほかの会社も推して知るべしなんです。契約担当課になぜきちんと聞いて仕事をしてないんでしょうか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
市のほうとしましては、まちづくり飯塚に対しましては、市内業者であること、公正であることと、公正性が保てることと、談合がないこと等を確実に実施してくださいということでお願いをしてまいったところでございます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
まちづくり飯塚、社長は眼鏡屋さんでございます。取締役の1人は市内のベンチャー企業の会長ですね。もう1人は元教師でございます。どなたがこの入札に関して担当なされたんですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
まちづくり飯塚の社長であります方が責任を持ってされております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
その方は建設工事、解体等に関しても十分な知見がある方だと判断されていますか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
知見があるかどうかということについては、なかなかちょっと私のほうでもお答えが難しいかとは存じますが、入札を行う中で、いろいろと情報を集められてされているんじゃないかと思っております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
この解体に関して、解体業者に見積りを依頼したことはあるとお聞きですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
現在、把握しているところでは、見積りについてはちょっと把握しておりません。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
一番最初にする作業であると思いますよ。ご自分たちもこういった業務について詳しくは知らない。その方々がどうするかというと、市に聞くのか、解体業者に聞くのか、そしてまたプロである例えば設計委託をしたコンサルに聞くのか、等々おっしゃられますが、やはり当然のことながら、解体業者に聞くのがまず一番だと思いますし、当然のことながら、相場を知るためにないし、とっていただけるかどうかを考えるために、解体業者に見積りをとるというのが当たり前だと思いますが、その当たり前のことについて、市はこうするべきではありませんかという助言はなされてないんですか。また入札に際して、そこら辺に関してそのような業者を入れるべきですよという指導はなされていないんですか。
○議長(田中博文)
企画調整部長。
○企画調整部長(田代文男)
冒頭のご質問にもお答えいたしましたように、まちづくり会社といたしましては設計をコンサルのほうに委託されて、そして適正な額であるということも私ども市の職員と打ち合わせをしながら確認をされておるということでございますし、また業者につきましても、私どものほうからここを入れなさいとか、ここを外しなさいというようなことは指導は差し控えておりますので、ご了承をお願いしたいと思います。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
建築課にお聞きいたします。通常、市の発注の解体工事ではおおよそ単価というのはどのぐらいですか。またあわせて近くの中で、工事の中でつかんでいる情報等がありましたら、ご案内ください。
○議長(田中博文)
建築課長。
○建築課長(須藤重広)
今回のダイマル跡地の解体工事につきましては、平成22年度に概算予算といたしまして大まかな設計をしたものでございまして、これはこの当時の実施設計ではございませんでしたので、事業の大枠予算作成に伴いまして、概算という形で出した金額でございますが、ちょっといま全体的な金額につきましては、ちょっと把握しておりませんが、当時、このときに出した金額は2億円程度だったと思います。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
手元に25年度の解体工事の入札結果がございます。頴田中学の解体工事、平米単価1万1156円、頴田小学校8591円、頴田小学校の屋内運動場7370円、かいた幼稚園1万5355円、伊岐須小学校旧ポンプ場解体工事10万7773円、旧頴田小学校プールの解体工事7万3813円であります。これを坪になおしても3万から5万くらい、ただし、ポンプ場とプールに関しては24万、35万と高額になっておりますが、通常の解体工事ではこの程度ではないかと思うんですが、建築課の所見をお聞かせください。
○議長(田中博文)
建築課長。
○建築課長(須藤重広)
解体につきましては、いま質問議員が言われまたように、場所とか条件とか、ある程度いろいろそれで単価が違ってくるものと思われます。また今回のダイマル跡地に関しましては、アスベストの除去というのがですね、別の枠に入ってくる関係で若干高めになっているものかと思われます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
もう一つの中心市街地活性化の目玉事業、バスセンターの解体工事に関しては、漏れ聞くところによると7千万程度だと聞いております。他方、このダイマル跡地に関してどの程度の金額は妥当かということを解体業者にお聞きしたところ、3千万前後ではないかと言われました。となると、3千万前後というのが正しいのであれば、1億2千万の差があるわけですよ。中活担当課、この点についてどのようにお考えですか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
今の金額でございますが、その金額が一概に正しいとか、正しくないとかいうのは、ここでは申し上げられないと思っております。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
再度お聞かせください。春田建設さん、2年平均で561万の完成工事高しかございません。現在、作業を行っておられますが、春田建設さんが直接解体をなされていますか。
○議長(田中博文)
中心市街地活性化推進課長。
○中心市街地活性化推進課長(大庭義則)
アスベスト除去工事、それから鉄骨コンクリート基礎の解体にそれぞれ1社、それから内部片づけ解体で1社に下請けを出しておられます。
○議長(田中博文)
5番 江口 徹議員。
○5番(江口 徹)
市の工事では厳しい入札が続いています。その傍ら、市や国からの補助金が注ぎ込まれる事業が、このような状況では市民は納得するでしょうか。もし、この工事が5千万程度で済むとすると、1億もの補助金が、1億もの利益が元請である春田建設には残ります。これが単に民間の仕事であれば、私どもは関与するところではございませんが、補助金を支出し、そしてさらに、床を買う事業でございます。しっかりと見ていかなくてはならない、そのように考えます。また、そのようにしないと他の補助金の事業についても同様なことが起きかねません。市長にさきの質問の中で正義についてお聞きいたしました。この正義とも相いれない状況があるのではないでしょうか。
きょうの質問の中では、財政、オートレース、ダイマル跡地等々をお聞きしてまいりました。財政についてはシミュレーションが1年以上前の民主党政権の状況をベースにつくられていて、依然としてその見直しについて明確な指示が出されていないことが明らかになりました。オートレースについても同様であります。今年度の状況についても決算の見通しさえ立っていない。包括外部委託についても検討はまだ進んでいない。ダイマル跡地については非常に不可解な入札が行われています。齊藤市長を選んだ市民の思いは、民間で社長として活躍されていたあなたに、市役所のあり方を変えてほしい。民間の厳しさ、手法、スピード感を取り入れて飯塚市を変えていただきたいということだったと思っています。3期12年でないと大きな仕事ができないという声もありましたが、他方、国政では1年で結果を求められます。企業も同様であります。もう一度、この状況をしっかりと見て、必要な指示を出していただきたい。特に、このダイマルの問題についてはリーダーシップを発揮していただきたい。そのことをお願いいたしまして、一般質問を終わります。
○議長(田中博文)
暫時休憩いたします。

午後0時16分 休憩

【以上市議会HPの会議録より抜粋】